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現代に至るまでの経済成長や科学技術の進歩は、情報の蓄積があってこそ実現できたものだ。しかし創作活動による著作権は富を生むため、多くの場合、創作者は著作の自由な改変を許可したくない。そのような創作者を法律は守る形で著作権を尊重している。過度の著作権保護は文明の進歩を遅らせると思うので避けるべきだ。

伊藤聡士


6 継承と学習から文化は生まれ直す 新陳代謝する創造の系譜

 「赤ん坊が周囲の人間の模倣を通して言語能力を磨いていくという原理は、基本的に人間が死に至るまでにさまざまな能力を獲得していく際にも適用できるものではないか」なぜなら「創造を行なうこととは常に先人の作り上げた構築物の上に自分の貢献を付け足すことである」からだ、というこの第6章の考えにはなるほどなと感じた。今私たちが生きている地球・社会はまさに先人たちが創り上げてきたものに間違いないし、そのシステムや規則・常識・やり方等に則ったうえで生活が成り立っていて、それが当たり前であり議論の対象にもなりにくくなっているからこそ、物事がスムーズに進んだり、時に当たり前を見直すことが「新しい視点」となりえることが面白い。
 「より正確にいえば、学習が可能でなければ創造は行なえません。それと同時に、創造が行なわれなければ学習も停滞してしまいます。」この言葉を受けて考えたのは、日本における教育機関での授業・学びの意味についてだ。その学習の過程こそが、創造を可能にするということを日本の学生はより自覚すべきだと個人的に思ってしまった。現在の日本の教育制度、特に義務教育や受験勉強の在り方について、授業から得たものを実際に利用できるチャンス・授業の価値を実感できるチャンスが少ない今の教育現場では、結果的に学生の学習の停滞を引き起こし、知識が乏しい人間を作り出すだけでなく、創造性を欠いたつまらない人間が増加することも懸念されると気づいた。
 フリーカルチャーについての考え方が、私たちの生活に密接していると実感できたのが興味深かった。

 堀内香子